路面電車延伸について(令和6年9月24日)
本ページでは、市民の皆さまからお寄せいただいた「ご意見・ご要望」につきまして、質問・回答の形式で掲載させていただいております。
項目のタイトルが質問・回答となっておりますが、ご了承ください。
質問
市民の声にたくさん回答をしていただきありがとうございます。
五福に住んでいる県外から来た大学生のものです。
ひとつ要望があり、それがいまある大学前までの市内電車の路線を呉羽駅前まで延伸してほしいことです。
理由は大きく3つあり、
(1) 呉羽地区へ学生が増え、地域に活気が生まれる
(2) 県道44号(旧国道8号)の渋滞緩和
(3) 呉羽地区の歩行者や自転車利用者の安全性向上
です。
(1)呉羽には、芸術創造センター、県立図書館、ホームセンターやゲームセンター、様々な飲食店など、学生にとってもよく利用し、魅力的な施設が多くあり、五福や富山駅にはなく、呉羽にしかないものもあります。
現在、呉羽と五福を結ぶバスは、本数が少なく、また、年々減少しており、五福の高校に通う学生はわざわざそこまで行かず、五福に住む大学生は、不便に感じております。
路面電車を作り、五福地区に通学、在住する学生を呉羽地区にも呼び込むことで、歩行者が増え、呉羽のよさや立地条件を生かしたまちづくりができるのではないかと思います。
(2)呉羽の中央を東西に横断する、県道44号(旧国道8号)は特に朝、昼、夕方に渋滞しており、ある日たまたま自家用車に乗せてもらい通った日には、丸の内交差点から呉羽山を越えるまでずっと渋滞しており、これは改善が必要だと感じました。
呉羽地区には、あいの風とやま鉄道の呉羽駅がありますが、あの駅から歩くには遠くて、通勤に自家用車を利用している人や、普段のお買い物で自家用車を利用している人が路面電車を使ってもらえるようにデザインすることで、渋滞が緩和されるのではないかと思います。
(3)呉羽の街は、道路が全体的に狭いのに県道44号(旧国道8号)以外の道も交通量が多く、歩行するには危険だと感じています。
先ほど述べたように、路面電車を使ってもらえるようデザインして、自家用車の交通量を減らせば、自動車を使う人も渋滞が少なくて移動しやすく、歩行者も安心して歩けるようになり、すみやすい街になると思います。
最後に、お金と時間がたくさんかかることであるとは重々承知しておりますが、ひとつの意見としてここに書かせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。
回答
この度は貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
本市では、公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりを推進するため、鉄道や路面電車など、公共交通の活性化に取り組んでおりますが、活性化には多額の費用を要することから、基本的には既存路線を最大限活用することで建設費用を抑制し、比較的少ない投資で大きな効果が得られるよう努めているところであります。
ご提案のありました、路面電車を富山大学前から呉羽駅まで延伸することにつきましては、実現いたしますと、沿線の皆様はもとより、本市の公共交通の利便性が大きく向上し、公共交通の活性化が図られることに加え、周辺地域の活性化や交通渋滞の緩和など、様々な効果が期待されます。
しかしながら、大規模な路線の延伸(新設)には、膨大な建設費用が必要となるとともに、道路交通への影響、バス路線との調整など、整理すべき課題は多いものと考えております。
路面電車の延伸につきましては、一義的には、運行する富山地方鉄道株式会社が、需要見込みや収支採算性を考慮し判断されますので、ご意見のありました内容につきましては、富山地方鉄道株式会社へ伝えてまいります。
今後もご利用される皆様が便利で快適に利用いただけるよう、路面電車サービスの向上に努めてまいりますので、引き続き、本市の路面電車事業に関し、ご理解をお願い申し上げます。
お問い合わせ先
交通政策課
電話番号:076-443-2195
ご意見をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 市民協働相談課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2051
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