米国紀行その2 ~ワシントンD.C.にて~ 2025年8月5日
去る5月4日、10時20分羽田発のANA NH102便は、約13時間かけて現地時間の10時過ぎにワシントン・ダレス国際空港に到着した。日本との時差は13時間(日本が早い)である。
雨上がりにもかかわらず、湿気は少なく心地よい春風が出迎えてくれたのだが、身体は重く頭もすっきりしない。時差ぼけであろうか。時差については中学生時代に習った覚えがあるが、そもそもなぜ「時差」が必要なのか?地球は回転していて、日の当たる場所は昼で当たらない場所は夜となるのだが、世界に時差があると日本にいてもアメリカにいても、朝₇時に起きて、昼12時には昼食を取るという共通の時間設定ができるから、とのことである。
ところで、今回の訪問地である首都ワシントンD.C.は、都市機能と自然が調和した実に美しい街である。例を挙げると、国会議事堂・大統領官邸・最高裁判所の三権を司る機関が所在する米国における政治の中心地であり、加えて博物館や美術館、金融センターなどが所在する。街なかには、高級住宅街に隣接したジョージタウン大学があり、国際的な金融機関や政治機関が連立するエリアにはジョージ・ワシントン大学がある。市街地には公園や広い歩道、街路樹が配置され、高さ規制によりビル群のスカイラインは整っている。このように、都市計画に基づいて創られた産学官のバランスが調和した街がワシントンD.C.なのである。
また、車社会であるが、市民は、地下鉄・バス・タクシー・自転車・シェアサイクルなどで便利に移動している。早朝は犬の散歩やジョギングをする人が多く見られ、休日の広場で開かれるマーケットは地場産野菜や果物などの店が軒を連ね大きな賑わいを見せており、2泊3日の短期滞在であったが、生活の豊かさを感じることができた。
さて、世界銀行本部で開催された「土地会議2025」では、人口減少社会における持続可能な都市政策に寄与することを目的に、持続可能な土地利用と都市管理計画の事例として、本市のコンパクトシティ政策とスマートシティ政策を発表した。また、同じセッションの参加者とのディスカッションを通して相互理解を深めた。地球規模でみると人口は増加しているが、同じセッションに参加したタイやブータンは、すでに少子高齢化・人口減少という本市と共通の課題を抱えている。
本市においては、人口減少に伴い公共部門のリソースの縮小と低未利用地の増加などの問題が顕在化することを予想し、限られた予算と土地を有効利用しながら将来にわたり持続可能な都市経営を目指して民間活力を巻き込んだ「コンパクトシティ政策」を推進してきた。さらに近年は、コンパクトシティ政策に加えて、人口減少社会にあってもデジタルやデータの利活用により生産性を高め、マンパワー不足を補い、市域のどこに住んでいても安全・安心で利便性の高い生活を創るための「スマートシティ政策」を推進している。こうした都市政策には、市民参加と民間企業の活躍が不可欠であるため、今後も全市一丸となって取り組みたい。(つづく)

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