スポーツのチカラ 2021年7月5日

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ページ番号1002969  更新日 2023年1月6日

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自分は、自称「スポーツファン」である。最近は、自分の趣味である自転車・草野球・ゴルフなどが思うようにできず、健康のため庁舎では階段を使用するように心掛けているが、やはりどこか寂しい思いもしている。スポーツ観戦も大好きで、プロやアマチュアの試合をインターネットやテレビで、時には休日を利用して会場へ足を運び試合観戦することもある。アスリートが繰り広げる真剣勝負には筋書きのないドラマがあり、最高の感動と楽しみ、明日への活力をもらえるのである。スポーツ史によれば英語のSport(スポーツ)の語源は、ラテン語のdeportare(運び去る・運搬する)が、後に古フランス語のdesporter(気分を転じる・楽しませる・遊ぶ)となり、現在に至るそうである。最近では新しくeスポーツの分野も確立されているが、スポーツには特に「楽しみ」の要素が欠かせないと思うのである。

思えば自分は、少年時代から運動が大好きで、とりわけ野球との出会いは自分にとっては大きな宝物になっている。小学校の頃は学童野球、中学校では軟式野球部で暗くなるまでグラウンドを走り回った。高校では硬式野球部で決して強くはなかったが、憧れの甲子園を目指した。多くの同級生や先輩・後輩、恩師と出会い、今でも良いお付き合いをしていただいている。今も地域の軟式野球クラブチームに所属し、もっぱらベンチ専門だが、わが子のような若い連中と共に汗を流し交流することも野球の持つ大きな魅力であり、これもまたスポーツの楽しみなのだ。

さて、話は変わるが、去る6月3日、富岩運河環水公園横の親水広場で行われた「東京2020オリンピック聖火リレー」に参加した。本来であれば県東部の9市町村を公道での聖火リレーでつなぐ予定であった86人の聖火ランナーが、当日は特設ステージ上で「トーチキス」で希望の炎をつないだ。聖火ランナーや関係者、参加者には笑顔があふれ、会場は終始温かい雰囲気に満ちていた。ロンドン五輪マラソンに出場した藤原新(ふじわらあらた)さんが、最終ランナーとしてのスピーチで「今日は背筋が伸びて新鮮な気持ちになった。自分は今までアスリートとしてオリンピックを目指してきたが、多くの方々がオリンピックをさまざまな形で応援してくれていることをあらためて感じ、心から感謝したい。」と語った。

今回の聖火リレーコンセプトは、「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう。」である。まさに、東京2020オリンピックが、スポーツの祭典としてのみならず、「世界がコロナに打ち勝つチカラとなり、新たな希望の道を歩みだす第一歩」となることを心から願うのである。

写真:セレモニーの様子
東京2020オリンピック聖火リレー富山県点火セレモニー

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