富山の冬を楽しもう 2025年12月5日

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ページ番号1018081  更新日 2025年12月4日

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自宅では、YouTube(ユーチューブ)をBGMに、作業することがしばしばある。冬の歌特集を聴きながら掃除をしていると、森進一(もりしんいち)さんのヒット曲「冬のリヴィエラ」が流れている。師走(しわす)に入ると、ラジオ・テレビからも冬にまつわる歌が多くなるが、そんな曲を聴くにつれ、「もう少しで正月だな。今年も色々なことがあったが、アッという間の一年だったな。」としみじみと振り返る。

さて、冬にまつわる歌といえば、クリスマスソングや正月の歌などが代表的であるが、心に残る冬の歌は実に多い。嬉しい気持ちになる歌、悲しい気持ちになる歌、友人との楽しい思い出の歌、ほろ苦い青春の歌、心が沈んだ時に勇気づけられた歌など、歌にはその時々の情景を思い起こさせる力がある。広辞苑(こうじえん)によれば、「情景」とは「心に何かを感じさせるような自然の景色や具体的な場面」ということである。雪深い富山の田舎で育った自分にとって、冬の歌は、子どもの頃に見た雪景色などと重なり合い、成長に応じたさまざま情景を蘇らせてくれるのである。

さて、自分が子どもの頃は「雪(雪やこんこ あられやこんこ~)」が、心に残る代表的な冬の歌である。友達との雪合戦や、つららでチャンバラごっこをしたのも良き思い出の情景だ。ローカルCMソング「雪ちゃんの唄(雪がしんしん降る朝は つるぎ・立山・黒部は寒く~)」なども懐かしい。ちなみに、「雪ちゃんの唄」には春夏秋冬それぞれのバージョンがあるそうだ。「ジングルベル(ジングルベル ジングルベル鈴が鳴る~)」は、サンタクロースのプレゼントが待ち遠しく、小さな胸が躍ったものだ。正月の歌と言えば、もちろん「お正月(もう いくつ寝ると お正月~)」である。幼馴染と誘い合って村の鎮守(ちんじゅ)へ初詣に出かけた雪道も良き思い出である。子どもたちにとっての年末年始は、冬休みやお年玉、ご馳走(ちそう)にもありつける大変嬉しく待ち遠しい時期でもある。

また、青年期には、松任谷由美(まつとうやゆみ)さんの「恋人がサンタクロース」や桑田佳祐(くわたけいすけ)さんの「白い恋人達」、山下達郎(やましたたつろう)さんの「クリスマス・イブ」などは、甘酸(あまず)っぱい青春の1ページを飾る冬の代表曲だという方も多いだろうと思う。

ところで、近年は暖冬の傾向があるとは言え、本来富山の冬と言えば一面の雪景色と寒さが厳しいものである。だからこそ、例えばウインタースポーツに親しむ、脂が乗り切った寒(かん)ブリや紅(べに)ズワイガニなどに代表される富山湾の幸と合わせて地酒を楽しむなど、富山の冬を謳歌(おうか)してみてはいかがだろうか。それでも雪や寒さが苦手な方は、室内でできるスポーツや趣味に没頭するのも良いだろう。さあ、今シーズンこそ北陸富山の冬を楽しみ尽くそうではないか!

冬本番、風邪などひかぬようご自愛ください
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